趣味でランニングやジョギング、ウォーキングなどをされている方の中に、股関節に違和感がでたり、痛くなったりという声をよく聞きます。
股関節の使い過ぎなんだろうか?運動後のケアが悪かったんだろうか?と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、股関節の大切さやセルフケアの方法などをご紹介します。
運動パソーマンスにも影響!?股関節の大切さについて
「股関節の硬さ」と聞いて、どんなことを連想しますか?
まず最初に思い浮かぶのは、「開脚ができない」なのではないかと思います。
開脚できない理由を「元々の体の硬さ」だと思っている人が多いですが、実は「運動不足」や「ストレッチ不足」が一番多い原因だということについては先日も紹介しました。
👉参考記事:生活習慣が「歪み」をつくり、ストレッチ不足が身体を硬くする。体の硬さは生まれつきと諦めないで!
一方で「昔は開脚できたのに最近体が硬くなった」「歳とともにますます体が硬くなった」というケースもよく聞きます。その場合は単に柔軟性の低下だけでなく、股関節周りの筋力低下も関係していることはご存知でしょうか。
股関節の柔軟性や筋力は、日常生活のこのようなことが原因で低下してしまいます。
●運動不足
●座っている時間が長い
●歩き姿勢、立ち姿勢、座り姿勢の悪さや癖
これって自分のことだろうか?とつい思ってしまうような内容です。これらに当てはまらない人の方が少ないかもしれません。
しかし、「使わない身体(=運動しない身体)」は「使えない身体」になりますし、座っている時間が長い場合もやはり股関節を動かす時間が減ってしまったり、姿勢の崩れが起きやすくなります。
姿勢の悪さは骨盤の歪みや、体の筋肉バランス崩れにつながりやすく、それにより股関節の可動域を狭めてしまうリスクが高まります。
股関節は私たちの体で一番大きな関節です。座ったり、しゃがんだり、かがんだり、立ち上がったり、いろいろな動きに使われるので、正常な機能を失わないことが快適な生活に大切なことです。
またランニングやジョギング、ウォーキングなど日常的に運動をする人にとっても、股関節の違和感はとても不快ですし悩みの種になります。股関節の動きが悪くなってしまうと、膝や腰の痛みの原因にもなってしまう可能性があるので、小まめなケアで解決を先送りしない方が良いのです。
小まめなケアとはストレッチやマッサージ、筋膜リリース、簡単なトレーニングなどです。
股関節まわりに必要な筋力や柔軟性をつけることで、腰痛や膝痛の軽減がつながったり、運動パフォーマンス向上や、怪我のリスク低下も期待ができます。
<外部参考サイト>
【CBCテレビ】健康カプセル ゲンキの時間『股関節』(第247回 2017.3.5)
身体のセルフケアは毎日の積み重ねが大事なので、次のような簡単エクササイズを習慣的に寝る前に行ってみてはいかがでしょうか。
毎日できる!かんたんな股関節ケア
運動やエクササイズは何から始めたらよい分からなかったり、構えてしまう方も多いと思います。ここでは運動の始め方が分からない人でも続けられる「寝たままできるストレッチ」をご紹介します。
股関節ほぐし1

【やり方】
1)仰向けで横になり、足は腰幅にする。
2)股関節から動かすことを意識しながら、踵を支点につま先を内側、外側と交互にゆっくり大きく倒す。
3)1〜2分繰り返す。
股関節ほぐし2

【やり方】
1)仰向けで横になり、足裏同士をつけて膝を外に開く。
2)踵を股間の方へ引き寄せてそのまま30秒ほどキープする。呼吸は止めず自然にし続ける。
3)踵を股間から遠ざけ一度緩めてから再度股間の方へ引き寄せキープ。3〜4回繰り返す。
股関節ほぐし3

【やり方】
1)仰向けで横になり、膝を曲げて両手を膝に置く。
2)手でサポートしながら膝で大きく円を描くように内回で10〜20回。股関節から動かすことを意識する。
3)反対まわし(外回し)も10〜20回行う。
股関節ストレッチ

【やり方】
1)仰向けで横になって片脚の膝を曲げ、胸の方へ近づける。
2)膝を両手で抱えるようにして、胸に引き寄せ30〜60秒キープする。呼吸は止めずに自然にし続ける。
3)反対側の脚も同じように行う。
<外部参考資料>
転倒・腰痛予防!「いきいき健康体操」【厚生労働省】
病気の可能性も考える
股関節の痛みで注意したいことは、加齢により特に女性は股関節周りのトラブルが多くなることです。
変形性股関節症や、リウマチ性股関節症、大腿骨頭壊死、大腿骨頸部骨折などが原因で痛みが出ることもあるので、股関節の痛みは放置せずに早めに整形外科に相談することも大切です。
とはいえ、全く身体を動かさなくなってしまうと逆効果になることがあります。
痛みが落ち着いている時には、股関節周りのエクササイズをしたり、ウォーキングをすることで筋力を高めることも必要です。
※ただし運動療法には、必ず医師や専門家のアドバイスをもらいましょう。
<外部参考資料>
股関節の痛みをやわらげる運動、ストレッチ(変形性股関節症の治療)【NHK】
まとめ
開脚できるようになるため、
運動パフォーマンスアップのため、
運動療法として、
リハビリのためなど、
股関節のストレッチやエクササイズは、いろいろなシーンで大切なケアだということがお伝えしたかったことです。
普段から股関節エクササイズの習慣をして、いつまでも動きやすい身体を維持できることを目指しましょう。

〜健康は1日にして成らず、心も身体も〜